前回は、ちょっと不安になってくるような怖い話が多かった気がしますが、今回は、チェックポイントも含め綴っていきたいと思います。

 

1、物件選びの大前提

これは、もう皆さんわかりきったことですが、あえて書いてしまいます。
「建物は直せても立地は変えられない」
当たり前すぎますが、いくら建物が気に入ったところで、暮らす環境にちょっと気になることがあると、もうそれはどうにもできません。
「ちょっと不便だけど、何とかなるか」
これは、本当にどうにかなる場合と、どうにかならない場合があります。
長く暮らす家、先ばかり考えても仕方ないのですが、ちょっとだけ想像力を膨らませたイメージも大切になってくると思います。

 

2、「リフォーム済み物件」なら大丈夫?

立地も「ここなら」という場所で、綺麗だし、すぐ使えて金額も予算内。
いいじゃん!と思ってしまいますが、ちょっと落ち着きましょう。
「綺麗で、見た目良ければいい」
「耐震や断熱なんて誰も求めていない」
これ、本当でしょうか?
私が思うに、綺麗になっていることで、多くの人が、壁の向こうまでしっかり直されていると錯覚するだけなのではないかと。
キッチンも新しくなっていて、お風呂も綺麗、壁紙綺麗だと、「この金額でこんな綺麗なら、すぐ使えるし嬉しい!」ってなる気がします。
でも、不動産情報の中に、水回りのリフォームの項目や外壁塗装の項目はありますが、実際、リフォーム工事をした時期はわかってもどんな工事をしたか詳細まではわかりません。
一度立ち止まってみることをお勧めします。

 

3、「どんなリフォーム工事を、どんなふうにしましたか?」

聞きにくいかもしれません。
でも、重要なので、是非是非聞いてみてください。
工事の途中の写真も見せてもらえたらもっといいと思います。
こんなことがありました。
「塗装が剥がれてきてしまったから見に来てほしい」
そんなご相談が有り、伺ってみると、本当に、ボロボロと剥がれてきてしまっています。
確認すると、下地をきちんとせずに直接塗装してしまっています。
屋根もきちんと塗装作業がなされていないために雨漏りの原因にもなっていました。
建物の状況が悪く、屋根の修繕も必要で工事は費用もかなりかかることになってしまいました。
大抵の場合は、きちんと施工されていると思います。
ただ、一部、こういうことになることもあるために、確認が必要になってしまうこと、正直、施工する側である私たちとしても憤りを感じます。
例えば、塗装だけに関して言えば、適した材料によって、下地をきちんと整え、その上に適した材料を2度塗りする。
これをきちんと正しくしてくれていれば、数年で建物がダメになることなんてないんです。
是非是非、聞きにくくても、ちょっと踏み込んで、どんな材料でどんなふうにリフォームしたかをしっかりと聞いてみてください。
これは、「耐震工事済み」「断熱工事済み」という場合も同じです。
逆にこれに関しては、建築士がきちんと計画し、数値も計算されていると思いますので、正しく設計施工がされていなければやってないことと同じなので、確認してください。

 

4、「自分では判断する自信がない」そんな時

「施工方法や材料まで確認なんて無理だよ」
そんな時は、建物の専門家に伴走してもらうことをお勧めします。
水回りも全部交換してあって、屋根外壁塗装済み、クロスも張り替えて綺麗ですぐ使えると思って買った物件が、「数年で屋根を張り替えなければならない」「寒くて仕方がない」ではつらすぎます。
安いと言っても、不動産は数万円では買えません。
高い買い物には変わり有りません。
しかも一度購入してしまったら、なかなか処分できない場合もあります。
中古住宅の購入が笑顔で充実した、自分らしい暮らしのできる安息の場を手にいれるワクワクしたものとなるよう、願っています。
そして、そう思いながら、いつもお客様の伴走をさせていただいています。

 

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