今回は、リフォームされていなくて、売主さんが、そのままの状態で売りに出されている中古物件を購入し、リノベーションをするという場合のことについて綴っていきたいと思います。

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1、どんなふうに物件を選ぶか

その建物で、自分の求める暮らしが実現可能となるかですが、見極めるには、細心の注意が必要だと思います。
私たちが見ていても、シロアリ被害が「まさかここに?!」ということもなきにしもあらずです。
表面から見ていても、その気配も何もないのに、解体すると、被害が始まっていたり、隠れた部分に被害が広がっているということもあります。
安く買って自分でDIYしようとした方が、解体していったら、シロアリの被害がひどく、自分ではどうにもならずにお手上げ状態になってしまい、諦めたというケースもあります。
自分でやるなら、本当に対処できるものなのか?
工事をお願いするのにも、リフォームしてゴールにたどり着ける物件なのか?
しっかりと見極める必要があります。

 

2、費用に関して把握する

築年数、金額、見た感じ、間取りなど、表面的に見えるもので中古住宅の購入を決めようとしていませんか?
購入してからリフォームの相談にいらっしゃる方で「そんなにかかるなんて思わなかった」とびっくりされる方がいらっしゃいます。
物価高騰は食品だけではありません。
建築資材もどんどん上がり続けています。
今は、新築100万円/坪と言われるほどに。
リノベーションも80万円/坪とも言われます。
部材や仕上げにこだわればこだわるほど、どんどん上がっていきます。
食品が10%の値上げといっても100円が110円
建築の場合は、同じように10%の値上げが、桁違いに大きく、それが全ての部材によって起きているために、驚く金額になることも。
かつてリフォームした経験のある方や、ネットでいくらぐらいか調べて、数年前の金額を鵜呑みにしてしまった方など、要注意です。
そして今一度。
健康のためにも、光熱費のためにも、断熱は必要。
建物に命を奪われないように耐震診断と補強工事も必要です。
費用管理は十分になさってください。

 

3、地方なら安いのか

移住の特集やネット記事でも、「地方は安い」「中古物件を安く買える」など、『安い』という言葉が強調されるからなのか、安くてすぐ使える中古住宅を探される方が多いのは事実です。
数年前に移住した方に、新築費用やリノベーション費用と、土地の金額を「おいくらでしたか?」と聞いて金額を答えてもらっていることも多いですが、それは数年前の話と思っていただきたい。
本当に数年前とでは金額が全然違うんです。
もっと言うと、地方が安いのは土地であって、建築費用ではないと思います。
場所によっては、流通の関係などから、都市部より高いものもあるほどです。
新築を建てる方は建物の性能に関してなど、勉強し、いろいろ調べることが当たり前のようになってきていますが、中古住宅もこれからそういうようになっていくことを願っています。
安さではなく、暮らしで家探しをされる方にこの記事が届いてくれることを願っています。

 

4、不安なときは

費用のことや建物のことが不安なときは、購入を決める前に一級建築士など、建物のプロの方にご相談することをお勧めします。
リフォーム費用を含め、大体の費用感も把握できると思います。
間取りの変更をしたい場合などは、特にお勧めです。
今は、もう、「大工の勘」では不十分で、数値により表す必要もあります。
失敗しない移住や、住み替えにするために、理想の暮らしの実現のために、是非是非、ご相談してください。

注意を払った先には、きっと楽しい家づくりが待っています。
その大元となる場所と建物選びがゴールに導いてくれます。
安全で心地よい、笑顔の毎日のために、より良い物件選びになることを願っております。

伊東、伊豆高原、イトーピア一碧でとお考えの方、家づくり、リノベーションの伴走をさせていただきます。
大好きなこの街に、笑顔が溢れると嬉しいです。

 

 

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