大事な話をする時、どんな空間でしたいですか?

 

銀行で融資の相談をするとき、囲われているだけでちょっと安心しませんか?

1人でラーメン屋さんに行った時、仕切りのないカウンターより、仕切りがあるだけで食べやすくなった経験、ありませんか?

学生時代、図書館の大きな机より自習室の囲われた机の方が集中できた経験ありませんか?

囲われているって、安心につながります。

 

事務所において会議をしたり、お客様が相談にいらっしゃった時、視界に他の人が入ったり、囲われていないと、心を開いて話しづらいことがあるように思います。

こと、お金の話など人に聞かれたくない話や、込み入った話になればなるほど、その傾向は強いように思います。

 

前回に引き続き、オーライフさんの事務所のリフォームのお話です。

 

⚪︎事務所にいらしたお客様はどんな場合に困ってしまう可能性があるか?

・トイレに行きたい場合、事務員の方や他に人がいて、ちょっと入って行きにくい。

・トイレに入った時の音も気になる。

・事務所で仕事をしている人は、従業員の人であり、話の内容が聞かれて悪いわけではないけれども、相談相手以外の人が同じ空間にいると思うと、全部話を聞かれているようで、オープンな気持ちで話ができない。

全てがオープンの空間には、その空間の良さはあります。

よく、最近のオフィス環境で使われる「風通しのいい」ですが、それは、用途によるなぁと思います。

社長でも社員でもすぐに話しかけられるというオープンな空間ならではの利点。

疑問に思ったこと、アイデアなど、すぐに話しかけられる環境は、仕事の効率化も図れ、さらに良い方向に進んでいくと思います。

でも、その裏返しは、秘密の話はしにくいということになります。

 

今回のオーライフさんからのご依頼は

「女性従業員の方がトイレを使いやすいよう、自宅トイレを女性用として使えるようにしたいので、自宅への通路を作るために、事務所の壁を抜いてもらえませんか。」

でしたが、いろいろな場面を想定したり、本当は何に困っていてどこを解決すべきかを検討した結果

誰もが安心して使えるトイレと、安心して心を開いて話ができる会議室が必要ではないかという結論のもと、洗面所兼給湯室にもなる部分をトイレの前に設け、独立した会議室を作るプランとしました。

 

実際、「壁を抜く」という行為は建物の構造の部分を触ることになる場合があるため、筋交が入っているとその筋交がなくなれば、そこを補強したりと単純な作業のようで知識、技術、そしてもちろんお金もかかります。

多くても少なくても、お金を使ったのに、困り事が解決しなかったり、有効に使われなかったら、誰もハッピーにならないのではないかと思います。

だからこそ、いただいたご依頼とその困りごとをじっくり考え、ご提案をするようにしています。

 

次回はいよいよ、工事に入って行きます。

 

 

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