部分的なリフォームをすると、そこだけが新しくなって際立ってしまう感じがして、心配になったりしませんか?
ミスマッチな感じがすることもありますし、新しくなって、それはそれで、とっても嬉しかったりもするかなぁと思います。
ですが、今回の昭和初期の建物に関して留意したのはズバリこれ!
「ずっと、ここにあったかのような雰囲気」
玄関を入ったところの土間部分、元々も、デザインされたモザイクタイルの玄関でした。
ですが、年月が経ち、割れてしまったりした部分もありました。
そして、
「タイルを張り替えたら、もっと可愛くなる気がして」
というお客様のご希望がありました。
お客様から頂いたイメージのお写真を参考にしながら、タイルの選定やデザインを決めていきます。
玄関の土間は屋内ではありますが、雨の日は濡れた靴で入ってくることもありますし、屋外の床と同じように滑らないことを重視してお選びしています。
お客様からご提案いただいたタイルは、表記としては「玄関土間 可」となっておりましたが、確認したところ、表面がツルツルなため、ポイントとして使うようにいたしました。
このタイルと組み合わせる屋外床に使えるタイルとして選んだのが
平田タイルのピエドゥラの淡い青色の物
一枚一枚に表情があり、とても可愛く落ち着いた印象を与えてくれます。
この2種類をどう配置するかを考えていきます。
並べ方を図に落とし、貼る前に確認していただきました。
段の立ち上がりは、あえて少し鮮やかな青色のモザイクタイルを配置しました。
タイルや装飾など、取り付けたら本当に合うのだろうか・・・
どんな雰囲気になるか確認してからつけられたら・・・
そんなふうに思ったことがある方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、門扉の取り替えもさせていただいたのですが、取り付けるのを迷ってらっしゃる門扉をいくつか写真にはめて、お客様に選んでいただきました。
お見せできないのが残念なのですが、イメージと、実際取り付けたところが、ほぼ同じに出来上がっていて、お客様も喜んでくださいました。
さて、出来上がった玄関土間はこちら
昭和初期からこの建物とずっとここにあったような雰囲気が出てるでしょうか?
こちらはキッチンの勝手口です。フローリングは新しい物ですが、上り框は既存のものを加工して再利用させていただいたので、全体をしっかり取りまとめてくれていると思います。
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