欄間の記憶を受け継ぐ、ひらかれたデッキのある家
性能向上リノベデザインアワード2025
| 敷地面積 | 651.53㎡ |
|---|---|
| 延床面積 | 1階:105.16㎡ 2階:88.60㎡ 合計:193.76㎡ |
| 構 造 | 木造2階建て |
| 上部構造評点 | 改修前:0.74 → 改修後:1.59 |
| ゾーン断熱部分UA値 | 改修後:0.57 w/㎡・k |
| 敷地環境 | 平坦地 |

| 敷地面積 | 651.53㎡ |
|---|---|
| 延床面積 | 1階:105.16㎡ 2階:88.60㎡ 合計:193.76㎡ |
| 構 造 | 木造2階建て |
| 上部構造評点 | 改修前:0.74 → 改修後:1.59 |
| ゾーン断熱部分UA値 | 改修後:0.57 w/㎡・k |
| 敷地環境 | 平坦地 |
既存の構造を活かしながら、耐震補強を行いつつ、減築と間取りの見直し、断熱改修を行い、安心して心地よく暮らせる住まいへと再生しました。
もともとこの建物には、雨漏りによる劣化や断熱性能の不足、そして空間が分断されていることによる使いにくさといった課題がありました。そこで、無理にすべてを残すのではなく、状態を見極めながら、これからの暮らしにとって本当に必要なかたちへと整えていく計画としています。
雨漏りの影響が大きかった部分は減築することで、建物全体の安全性とバランスを見直しました。また、分かれていた空間はひとつにつなぎ、広がりのあるLDKを住まいの中心に再構成しています。さらに、玄関の位置を見直し、複数の部屋から出入りできるウッドデッキを新たに設けることで、内と外がゆるやかにつながる動線をつくりました。
設計においては、この建物がもともと持っていた価値をどう残すかも大切にしています。和室に使われていた欄間は、キッチンカウンター上部へと再配置し、日常の中で自然とその存在を感じられるようにしました。過去の記憶をただ残すのではなく、新しい暮らしの中で活かすことを意識しています。
断熱に関しては、建物全体ではなく、ゾーン断熱にしました。吹き抜けや階段室との関係を整理し、生活の中心となる空間を重点的に整えることで、無理のないかたちで断熱性能を高めています。すべてを一律に高性能化するのではなく、暮らし方に合わせて必要な性能をきちんと確保するという考え方です。
リビングとフラットにつながるウッドデッキは、食事や読書、外の空気を感じる時間など、日常の過ごし方に広がりをもたらします。室内にいながら自然を感じられることで、ゆったりとした時間が流れる住まいとなりました。
既存住宅のリノベーションで大切にしているのは、 どう活かし、健康的で心地よい住まいへと整えていくかということです。
前オーナー様の「この建物を活かしてほしい」という想いと、この建物がこれまで過ごしてきた時間を受け取りながら、残すものと変えるものを一つひとつ見極めてきました。
そうして整えた住まいが、これからの暮らしの中で、また新たな時間を重ねていく。そのつながりを大切にしています。
性能向上リノベーションに関して、リノベーション前の様子や図面の確認は下記の「アクリの性能向上リノベ」「性能向上リノベデザインアワード2025」をタップしてご参照ください。
アクリの性能向上リノベ