私たちは、今ある建物、土地を活用していきたいと考えています。
ですから、自然を壊してまでの積極的開発は必要ないのではないかと思っています。
年末年始に、こんなことを経験しました。
車で久しぶりに通ったところで、ショックだったことがあったのです。
それは、以前は緑が広がっていた場所が、木々がなくなり、広く平に造成されていたことでした。
もちろん全ての造成に反対とは思っていません。
自然災害に備えての造成もあります。
ただ、これだけ使われなくなった建物がたくさんあり、それだけでなく空き家が問題となっている場所も数多くある現在、新たに広く自然を破壊し、宅地造成し、分譲したり建売したりは、もう必要ないのではないかと。
法律に則って許可を得て宅地造成や開発をしても、やはり、自然は想定を超えることも多々あります。
水の流れていた場所には、また水が流れ、地形に変化をもたらされた地はまた変化する。
そんな災害が起きることがあるように思います。
私たちの描く未来は、伊東、伊豆高原でどこに行っても、新しい建物も古い建物も、人が住んだり訪れたりして活き活きとしている街である姿。
不動産業者さんが中古の建物を買い取り、リノベーションし販売するという事業は、私たちはとても共感できる事業であり、私たちも積極的に行っていきたいと思っています。
なぜならば、40年、50年、年月を重ねてきた建物でも、適切な補修などをし、設備も新しくすることで、その建物はまた20年、30年と人が住まうことのできるものとなってくれます。
また、会社の保養所や宿泊施設など、大きな建物が建っていた場所を分譲することは、新たな土地活用として大事なことだと思います。
古い建物が建っていた場所、また、ずっと土地のまま所有していた場所に新しく建物を建てることも、もちろん土地の活用として大賛成ですし、設計事務所としてとても喜びある仕事です。
イトーピア一碧にも、土地を購入しその後建物を建てることなくそのままになっている場所もまだあり、
これから、ひとりぼっちの建物を無くし、人と建物が仲良く共の時を過ごせるよう、それぞれの建物ごとにあった直し方を提案し、蘇らせていきたいと思います。
リノベーションを自社でも行うと同時に、古い建物を直して使うという選択肢を積極的に選ぶ方々のお手伝いもしていきます。
伊豆・伊東・イトーピアで、建物と設計のことならアクリにご相談ください❣️