ジャパン ホーム & ビルディング ショー 2022のレポート第3回目

 

今回は、気になった木製品をご紹介します。

今、レーザーカッターは、様々なものに使われていますが、レーザーカッターの登場で、木製品も細かい模様が彫られたり、カットしたりできるようになっています。

こちらは、カウンターもあり、テイクアウトカフェのようになっていますが、元々コロナ禍において、個室を設ける目的で製作されたのだそうです。

 

そこに、女性の細やかでおしゃれな発想が加わり、木の箱が、繊細で日本らしい素敵な空間が作られました。

レーザーカッターで模様が彫られ繊細で優しい雰囲気を与えてくれています。

こういう模様は、組子でよく見られるような物で、懐かしさや、「和」を感じる方が多いのではないでしょうか。

組子は、簡単にいうと、パーツを文字通り組んでいくのに対して、レーザーカッターは、模様を切り出していき、この模様を作り出しています。

ですから、この模様は一枚の板からなり、一体となっています。

鹿島木材さんの宣伝隊のようになっておりますが😅このQRコードもレーザーカッターで作り上げられています。

おしゃれ看板です😊

 

そしてそして、さらに、素敵!!と思ったのが、こちら

カウンター部分です。

こちらは杉の木でできています。

 

普段だとちょっと好まれない場合もある杉の中心部(芯)の赤い所ですが、この赤みがあることで模様の一部のようになり、とってもおしゃれな感じがします。

この模様はどんなふうに作り上げられているかというと、杉で集成材を作り組み合わせることにより出来上がっています。

 

普通の集成材は

こんな感じで、木材を張り合わせてあり、くるいが出にくく、強度もあります。

家具や、棚板などにも使われますが、通常は、このまま、1千枚の板として使われるだけです。

 

このカウンターの場合は、杉の集成材を、いろんな方向に何度もつなぎ合わせ一枚の板を作っているのです。

 

『「これが欲しいです!」

と言われても、2度と同じ模様ができないんですよねぇ。』

 

そうおっしゃっていました。

唯一無二のものが出来上がるのです。

 

 

他にも国産材の利用や普及など、多くのブースで紹介されていました。

 

浜松市の職員の方々も天竜ひのきの普及のため、いらしてました。

こんなおしゃれなお箸もいただきました。

 

日本の木の良さと、新しい技術や発想が合わさって、これからもっと広まっていくといいなぁと思います。

 

とここまで書いてきて、やっぱり思うのは・・・

 

あのカウンター、どこかで使いたいなぁ☺️

 

世界で1つの物、天然の色と模様、木の美しさを全部味わえる物だと感じました。

 

※次回は最後、木材つながり?で、しろあり対策を呼びかけるブースでのお話です。

 

 

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