ショールームに行くことが第一目的でしたが、

東京に行ったからには、見たいもの、見なければならない所に

という気持ちになります。

地方に住んでいる者の習性かもしれません😅

 

そして今回予約したところが

紀尾井清堂

内藤廣氏による設計なのですが、なんとこの建物は、

「使い方は出来上がってから考える」

として建てられた建物なんだそうです!!

鉄筋コンクリート造の建物をガラスで囲っている、立方体の建物。

今は、東日本大震災の時に倒れず残っていた奇跡の一本松の企画展が行われていました。

これは、奇跡の一本松の根

幹の何倍もの広さに、根がはり支えていたことがよくわかります。

四隅のこの柱、下の方が細く、そして、形も複雑。

コンクリートは一般的にはツルツルの板を型枠として流されるのですが、この建物は9㎝と4.5㎝の幅の杉板を型枠としたとのこと

木目やフシなどが綺麗に模様として現れ、なんともいえない趣です。

建築関係の学生と思しき方々も少なからずいらっしゃる感じで、壁を触ったり、

図面を見たり、

模型を見たりと、熱心に見学されていました。

この模型の緻密さ❣️

芸術品でした。

窓はほぼないのですが、このトップライトからの自然光が降り注いでいて、心地よい空間となっています。

この空間にいると、階段部分がスロープにも見えてきます。

この感じ、錯視の絵にも見えてきたり。

こんな表現が正しいかどうかはわかりませんが、面白い建物でした。

 

建具、一つ一つも緻密で、素晴らしかったです。

壁の木も節がなく、贅沢に作られていました。

 

建築好きの方に、おすすめです。