また一つ、リノベーションし、次の方へ引き継がせていただきました。
今回の建物は、なんと、社長が、かつて設計した建物でした。
前のオーナー様との思い出もあり、設計した時のことなどが蘇り、かつて自分が書いた古い元の図面も引っ張り出すところからのスタートでした。
青焼の図面
もう、青焼きする機械すらありません。
打ち合わせ記録も懐かしい。
この建物を相続されたご家族からご相談があり、弊社で引き継がせていただき、リノベーションを行うこととなりました。
アクリに不動産のことでご相談いただくとき、
「直したらいくらぐらいかかるだろうか?」
「売ったらいくらぐらいで売れるだろうか」
「買い取ってもらうとしたらどうか」
以上3点はもちろんセットでご相談いただくことが多いです。
これは建築+不動産のアクリとしてはとても嬉しいご相談です。
それだけではなく
「今すぐではないが、これからどうしていくのがいいか」
「自分たちで、直して売ったほうがいいかなぁ」
「大量の荷物の片付けなど、どうしていったらいいだろうか」
こんな建物、不動産の未来相談もいただきます。
是非、私たちをご活用ください。
さて今回のリノベーションももちろんそうですが、私たちがいつも心がけていることは、
「建物の持つ良さを活かしつつ、今の暮らしに合うリノベーション」
です。
そのため、今回、大きく直した部分はLDKです。
元々、独立したキッチンで、壁に向かって調理していたところを、間の壁や扉を無くし、対面型のキッチンとしました。
そして、リビングエリアの床には掘り炬燵があり、フローリングの床に直接座るようになっていました。
そこは、床からの寒さの軽減のためや、スペースを十分に使えるよう、掘り炬燵をやめ、無垢の床材を貼りました。
今回採用した材は、アカシアです。
まだまだ寒かった3月初め、エアコンの動作確認のためつけていたのですが、室内が温まると同時に、床もひんやり感がなくなりました。
ペンダントライトは今回も、かえで工房さんにお願いして、オリジナルで作成していただきました。
消灯するとこんな感じです。
ブラケットやツイストしたコード、トータルでとても雰囲気よく作っていただきました。
もちろん長さもピッタリです。
キッチンは、システムキッチン、規格品のキャビネットと造作を組み合わせ作っています。
背面の棚のレールは、大工さんにお願いして壁に埋め込んでもらったので、スッキリです。
窓枠とサッシに色を合わせ一体感を出すことで、オーナー様の「チョコミントのイメージ」の壁面に近づけられたかなぁと思っています。
隣の和室とのつながりも含め、広々としたLDKとなりました。
LDKから見ると、襖が壁の後ろに収まっているため、今度のオーナー様も、
「閉めることはないかなぁ」とおっしゃっていました。
そして、LDKからそのまま出ることができるウッドデッキ。
テーブルと椅子を置いてあってもそのままドアの開閉ができます。
日常、過ごす時間が長いLDK
心地よく、快適に過ごせるような空間になっていたら嬉しいです。
ちょっと遊び心で、玄関正面の壁をくり抜き、ニッチも作りました。
大好きな建物が、また一つ新たな方に引き継げたこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
一つでも多くの建物がひとりぼっちではなくなるよう、再生させていきたいと思っています。
他、建物に関してはリノベーション事例として、またブログとは別に載せさせていただきます。
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