家づくりを考えたとき、
「省エネ」「断熱」「エコ」
そういう言葉に敏感になるかと思います。
窓断熱という言葉も耳にするようになり、テレビでもCMで窓を扱うものも多くあります。
結論からすると、私たちは、基本的にまずは
(YKKapホームページより)
アルミと樹脂の複合サッシ(ペアガラス)
をご提案します。
その後、検討していく中で、お客様とご相談して、最終的に何を選択するかはもちろん変わってきます。
では、なぜ、まずはアルミと樹脂の複合サッシを提案するのか、説明していこうと思います。
築20年超の我が家は、アルミサッシでペアガラス
当時、断熱を考えて採用したものです。
しかしながら、アルミの熱伝導率の良さから、ガラスはペアなので、ガラス自体には結露しないのですが、フレームのアルミ部分が結露するのです。
そして、アルミが冬は冷たい空気を、夏は暖かい空気を部屋の中に伝えてしまいます。
ですから、断熱効果がいいとは言えないのです。
フレーム部分の結露も結構厄介です。
窓枠との境のフローリーング等に結露した水が染みて黒ずんだりしてしまうし、カビの原因にもなります。
では、全部樹脂なら・・・
(YKKapホームページより)
確かに、樹脂サッシは断熱性に優れ、結露もしにくいです🙆♀️
しかし、デメリットもないわけではありません😞
まず、一つは金額面
サッシは材質(代表的なもの3つ)で金額順に並べると
アルミサッシ < アルミと樹脂の複合サッシ < 樹脂サッシ
小さい窓ならそうでもありませんが、掃き出しの大きな窓となると、結構高くなります。
もう一つは、樹脂なので、どうしても紫外線の影響を受けやすく劣化する可能性が捨てきれない。
設置場所にもよりますが、耐用年数としては30年から50年と言われています。
外壁と同じように、劣化してくると、触ると手が白くなるチョーキング現象がおこる場合があります。
これまた外壁のように、塗装するというメンテナンスもありますが、もちろん費用がかかります。
断熱のこと等を重要視すると、樹脂サッシがナンバーワンのようにも思えますが、上記のようなデメリットがあります。
なんでもそうですが、他のサッシを選択したから、メンテナンスがいらないというわけではなく、使用状況等、さまざまな要因でメンテナンスが必要になることもあります。
ですから、私たちは、まずは断熱の面、費用の面、そして、設置する場所、色々な方向から考えて、まずは、アルミと樹脂の複合サッシをご提案しています。
それをきっかけとして、お客様お一人お一人が、何を重要視し、叶えたい願いが何かを考慮し、一番あったものを採用していきます。
伊豆・伊東・イトーピアで、建物と設計のことならアクリにご相談ください❣️