【アクリの設計】



18、進捗状況の報告(随時)
19、外装内装含め、細かく部材や色を決定するお打ち合わせ
20、中間検査
21、途中打ち合わせや、報告
22、完了検査
23、完成
24、引き渡し

 

いよいよ、お引き渡しです。

 

お客様と初めてお会いしてから、早い場合でも10ヶ月ほどはかかる二人三脚、施工会社も含めると三人四脚の家づくり

さまざまな工程を経て、たくさんの職人さんが関わり完成を迎え、お引き渡しとなります。

 

さて、お引き渡しの時は何をするか?

 

正直、華々しくはないのです。

大きな鍵もお渡しして写真をお撮りしたりしませんし、セレモニーもありません。

 

することは2つ

①設備等の使用方法や機能に関する説明

②お客様の気になっていることや質問にお答えする

 

まず、①の説明ですが、施工会社さんが全ての設備などの説明書を一式取りまとめた物を用意して渡してくださいます。

家一軒分の説明書は、厚いファイル2冊ぐらいになることが多いです。

そこには、小さなダウンライト一つから、トイレなど水回り設備のものまで全ておさめられています。

ですから、詳しいことはその中を見ていただくことになります。

ただ、照明器具や、床暖房、お風呂など、すぐに使うものなどに関しては、建物の中を巡りながら、操作方法をご一緒に確認させていただきます。

 

食卓の上のペンダントライトは、テーブルの高さにより多少高さ調整が必要となることもありますので、長さの調整ができることをお伝えしたり、リモコンホルダーの取り付け位置をどうするかなどもお話しします。

 

ガスに関しては、ガス会社の方が来てくださって、給湯器などの説明をしてくれます。

 

お引っ越しもありますので、すぐにお引き渡しの日から暮されるという方はほとんどいらっしゃらないと思います。

でも、その日からお家で快適に過ごせるよう、一通りのご説明をするのがお引き渡しの時とても大事です。

 

そして②ですが、ご説明していく中で、「それ気になってたんですよねぇ。」ということも。

24時間換気のご説明をさせていただいたとき

「吸気はこの窓の上部が吸気口となっています」

とご説明したら、

「そうだったんだぁ!!」

と。

「もう、まあるい穴じゃないんですね」

そんなふうに、話が弾みながら、気になっていることが解消されていくこともあります。

 

ただ、一通りご説明した後、すぐに何か聞いておきたいことばかりではないので、この②の部分に関しては、お引き渡しのその日を含め、暮らし始めてから出てくる疑問などにもお答えさせていただいたり、対応させていただきます。

 

お客様とご一緒に過ごさせていただいた時間も含め、建物と見守ってきたので、我が子の旅立ちのようにも思えるお引き渡し。

末長くお客様と建物が仲良く過ごしていただけること、常に願いつつ、そして大事な建物の設計を任せていただけたことに感謝しつつ、お引き渡しいたしています。

新築を中心にお話ししてまいりましたが、リノベーションに関しても同じように進んでまいります。

増築などがない場合、確認申請や検査がないので、その部分が違います。

 

人と建物が仲良く過ごしていけること

それを願いつつ、ひとつひとつ丁寧にお仕事させていただきます。

 

伊豆・伊東・イトーピアで、建物と設計のことならアクリにご相談ください❣️